1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■695
/ inTopicNo.1)
【フラバ注意!】自分と両親について。
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□投稿者/ 木の芽
-(2004/06/29(Tue) 14:34:48)
こんにちは。木の芽と申します。ここのHPには時々来ていましたが、書き込みするのは今回が初めてです。
私はACと自覚してから半年ほど経ちますが、未だに自分のことや家族のことについてうまく語ることができません。自分の心を封鎖していた時間が長かったので、語るということに抵抗があるのです。それでも、ここならば話すことができるかもしれないと思い、≪私たちの物語≫の方が適しているかな、とも思ったのですが、まとまらないままの言葉を出すことにしました。
私の父は精神が不安定な人で、母はそんな父を世話することで自分の居場所を感じているような人です。といっても、父は自分のそんな症状を認めず、専門家に助けを求めることもしません。父は鬱状態になると「自分がこうなるのはお前のせいだ。」と言って母を責め、時には暴力を振るうこともあります。母はそんな父を罵倒しながらも、別れずに一緒に生活しています。そして私は、幼い頃からそんな両親の親のような役割を果たしてきました。『父を盛り立てていこう』が家族のなかの暗黙のスローガンで、私は父が鬱にならないように気を配り、父の愚痴をいう母の相談相手として生きてきました。こういう家族関係が『普通の家族』だと、疑いもせずにいました。
家の中では親役を、外では『出来る子』を求められました。努力は認められず、結果だけが全てでした。特に母からは「もっと上を目指せ」と言われて、「その程度で満足するな」「いい気になるな」と怒られ続けました。私の成績が下がったことに激怒した母親に階段から突き落とされ、顔に怪我をしたことを強烈に覚えています。二日ほど学校を休んでも腫れが引かない目を眼帯で隠して、「風邪ひいちゃって」と嘘をついて小学校に行ったこと。覚えてはいるのですが、その頃の感情も、まだ封鎖されたままです。
中学生から高校生になる頃には、私自身が鬱病になりました。溜め込んでいた感情が症状となって表れたんです。不眠症と不安発作が激しくなり、薬の多量服用で入院もしました。その頃ちょうど父が失業し、彼もまた鬱状態になりました。経済的に苦しくなり、母からは「あんたの治療費が馬鹿にならない」と言われました。退院した後、暫く通院を続けましたが、私は母の言葉に耐えられなくて、また心を封鎖することに決めました。それと同時に親元を離れ、一人暮らしを始めましたが、日常生活と鬱状態とのバランスをとるだけで精一杯でした。
ACと自覚してからは、まず親と距離をとり、自分の感覚と感情を取り戻す練習を始めました。けれども、親の家を離れて5年以上経っても、未だに親のコントロールから離れられません。親から離れてみると、自分というものが何もないことに気づいて愕然としました。私は母からのコントロールが特に強くて、母の意見が自分の意見になってしまっています。ものの見方も考え方も、全てが母そのものなのです。母の意見を一度捨て去り、自分の意見を出そうとしてみても、混乱してとても疲れてしまいます。また、親から何か(役割や態度など)を求められると、苦しくなるのがわかっていながら、応じてしまいます。そして心が不安定になってしまうんです。
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■696
/ inTopicNo.2)
Re[1]: 【フラバ注意!】自分と両親について。
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□投稿者/ ヤン・ウーロン
[MAIL]
-(2004/06/29(Tue) 23:34:25)
木の芽さんはじめまして、よろしくお願いします。
大きな一歩を踏み出しましたね。心からおめでとうを送りたいと思います。
こうした掲示板に書き込むのはかなり勇気が必要だったでしょうね。
>親から離れてみると、自分というものが何もないことに気づいて愕然としました。
これは大きな一歩でしたね。そう気づかせないのかトリックの種なのですから。気づいたことは間違いなく一歩前進でしょう。
>母の意見を一度捨て去り、自分の意見を出そうとしてみても、混乱してとても疲れてしまいます。
これも似たような覚えがあります。私の場合は「親の意見VS自分の意見」のような図式の呪縛から離れるといい感じになりました。
いいかえれば、自分の親とはいっても、ようは世間によくいる大人の一人であり、正しいことをいうこともあれば間違ったこともいうこともあるわけですから「親の意見だから100%正しい」も「あんな親の言うことだから100%否定してやる」も、親を極端に特別扱いしているという点では同じであり、心の安らぎはやって来ないような気がします。
私の場合は「親の意見を捨てる」ことのこだわりから離れて、親の意見もありがちな(多分に間違った)意見の一つと思い、「それを実行する義務が自分にないこと」が、自分の中ではっきりしたとき気分が楽になりました。
木の芽さんも、まだお若いのですから、こうした掲示板などでいろいろな人の考えを吸収して、自分のために役立ててくださいね。
マイペースの人生を送られるよう、お祈りいたします。
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■698
/ inTopicNo.3)
Re[2]: 【フラバ注意!】自分と両親について。
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□投稿者/ 木の芽
-(2004/06/30(Wed) 14:17:19)
■
No696
に返信(ヤン・ウーロンさんの記事)
はじめまして、ヤン・ウーロンさん。
レス、ありがとうございます。
> これも似たような覚えがあります。私の場合は「親の意見VS自分の意見」のような図式の呪縛から離れるといい感じになりました。
そうなんです。
最近は、敢えて親の意見に反するような態度をとってしまうことがあります。
そしてその後の親の反応に怯えてしまいます。
> いいかえれば、自分の親とはいっても、ようは世間によくいる大人の一人であり、正しいことをいうこともあれば間違ったこともいうこともあるわけですから「親の意見だから100%正しい」も「あんな親の言うことだから100%否定してやる」も、親を極端に特別扱いしているという点では同じであり、心の安らぎはやって来ないような気がします。
ACと自覚してからの私は、親に対するバロメーターが「0か100か」という極端な振れ幅になっています。
意識して親の意見を受け入れなかったり、期待された役割を再び演じてしまったり。
いずれにせよ親を特別視してしまいます。
> 私の場合は「親の意見を捨てる」ことのこだわりから離れて、親の意見もありがちな(多分に間違った)意見の一つと思い、「それを実行する義務が自分にないこと」が、自分の中ではっきりしたとき気分が楽になりました。
難しいですね…。
自分が「その意見はおかしいんじゃない?」と思った時に、受け入れる必要がないことを実感できたなら…
そうすれば、少しは楽になれるのかなと思いました。
私は未だに親に引きずられてしまう時があるので。
「マイペース」で。
焦らず、少しずつ、前進していきたいです。
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■700
/ inTopicNo.4)
Re[3]: 【フラバ注意!】自分と両親について。
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□投稿者/ ヤン・ウーロン
[MAIL]
-(2004/06/30(Wed) 17:31:24)
木の芽さん、レスをいただきありがとうございました。
私の場合は、心の針が「0か100」に振れるのは、自分の中にものすごく強い義務感があったからでした。
ですから「仮に親の言うことが正しい場合であっても、他の人に対するのと同様、自分の都合でやったりやらなかったりする」スタイルができてくると、ゆったりした気持ちになれました。「ただしくても、自分の都合によってはやらない」のがポイントですね。
> 「マイペース」で。
> 焦らず、少しずつ、前進していきたいです。
そうですね。私もそれを目標にしています。
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■701
/ inTopicNo.5)
Re[1]: 【フラバ注意!】自分と両親について。
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□投稿者/ サキ
-(2004/06/30(Wed) 20:26:16)
木の芽さんへ
書いてくれたんですね。少しお疲れではないですか?
でも、木の芽さんにとって、大きな一歩なんだと思います。
私もACと自覚したとき、一瞬ラクになったと思いきや、今までのことをたくさん思い出し逆につらかった時もありました。
でも、自覚するということが大きな一歩になったと思いました。
偉そうな感じに書いていますが、私もまだまだ歩き出したところです。
一緒に歩んで行きたいです。
とてもとても過酷な家庭で過ごして来られたんですね。。
封鎖することで、ここまでこられたんですね。
私が思うのは、とにかく木の芽さんは悪くなかったっということです。
ここにはいつもどなたかがおられます。
又書いて下さい。
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■702
/ inTopicNo.6)
Re[2]: 【フラバ注意!】自分と両親について。
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□投稿者/ 木の芽
-(2004/07/02(Fri) 18:04:12)
■
No701
に返信(サキさんの記事)
サキさん、レスありがとうございます。
書き込みをした直後は疲労感で一杯でしたが、現在はだいぶ落ち着いています。
> 私もACと自覚したとき、一瞬ラクになったと思いきや、今までのことをたくさん思い出し逆につらかった時もありました。
私はまだ、自分の過去の記憶が他人事のように感じることが多いので、辛くなることは少ないです。
過去の記憶を自分のものとして実感した時に、感情が一気に噴出するのだろうと思います。
自分の体験を自分のものとして認識すること。
辛い作業になりそうですが、ここで皆さんに聞いてもらいながら前進したいと思います。
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