1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■6619 / inTopicNo.1)  たな卸し フラバ注意
  
□投稿者/ はなぽん -(2008/05/18(Sun) 02:07:39)
    はなぽんの両親は、はなぽんが10歳のころから、おおっぴらに夫婦喧嘩をするようになりました。それ以前はひそかにしていたものが、怒鳴りあったり、八つ当たりでドアをばーんと閉めたり、母親が狂言プチ家出をしたりと、週に3日はけんかをしていました。原因は、母親の一言に父親がキレる、と言うパターンでした。

    母親は、いつも、父親のことを「大嫌い」と言い、父親の悪いところを言い連ねた後、「はなぽんは父親そっくり」と言っていました。発言をつなげれば「はなぽんは大嫌い」になることに気づきもせずに。

    母親は、自分の実家が大好きで、そこのお姫様のようでした。そこでの宴会などでは、誰かをこき下ろすことで笑いをとっては、いい気分になっていました。そこでこき下ろされた人が怒ると「大人じゃない」などと非難されるので、はなぽんが自分を守るならば、自分を道化にするか、こき下ろし役になるしか、逃げ道はありませんでした。

    いつのまにか、はなぽんの心は、母親の振りかざす「正義」にコーティングされ、はなぽんの目は、人を、母の価値観色のサングラス越しに見るようになっていました。(これは、今だからわかることで、当時はそんなことに気づいていませんでした)

    そんな家から、はなぽんは、合法的に逃げ出す手段として「大学進学」「下宿生活」を目指し、そして、獲得しました。

    はなぽんが棚卸したいのは、その「ばら色の学生生活」になるはずだった「暗黒の学生生活」についてです。

    はなぽんは、体育会系の部活に入りました。初めての本格的な部活だし、きっと、「友達」もできるだろうと、思っていました。

    入部して、すぐ、同級生たちの強烈な個性に驚きました。「協調性」のかけらもない、好き勝手に行動する彼らに、はなぽんの母親の正義も価値観も全く無視されました。はなぽんの愛想笑いも、何もかも。はなぽんの母が「そんなことをする子は大嫌い。いやだいやだ。お父さんそっくり」と言っていた、「自己主張」「負けず嫌い」「文句たらたら」などの行動は当たり前でした。

    はなぽんが、自分の個性だと思っていた「男の子っぽい」と言うのも、はなぽんより数倍ボーイッシュな子の持っていかれ、どうにも居心地が悪く手持ち無沙汰でした。さらに、同級生の誰一人、不定期にあった夜の食事会に誘ってくれませんでした。はなぽんはいつも、下宿の電話機の音に耳を済ませていましたが、一度もかかってきませんでした。

    今、この時のはなぽんの事を、ACから抜け出しつつある目で見ると、こう思います。
    第一に、母親の正義や価値観で完璧にコーティングされているのだから、はなぽんは自分が正しくて、周りがおかしい、と、かたくなに思い込んでいました。それが証拠に、「いくら待っても誰も誘ってくれない」と気づいたとき、はなぽんは、周りの先輩や同級生に、「お前たちは間違っている!」とばかりに、言葉での非難攻撃を始めたのです。もちろん、お酒の席です。
    第二に、はなぽんは、自分から何もしなくても、周りがはなぽんをちやほやしてくれる状況を望んでいたのだと思います。まぁ、そこまではっきり言い切るのも結構勇気がいるのですが。食事会などは、同級生を順繰りに、平等に誘うのが当たり前で、そうしない奴等は人として間違っていると思っていました。だから、周りが悪いと。

    はなぽんは、競技の面でも、浮いていました。勝つためにがむしゃらになることは母親の正義が許しませんでした。母親は、誰かがはなぽんを褒めると、必死になって否定し、それでもさらに褒められると、コテンパンにはなぽんをけなしまくる人でした。だから、はなぽんは、勝つことよりも「きれいにやりたい」と、何度も主張しました。それも、周りからうっとおしがられたのだと思います。

    正直言って、試合に臨んだとき、相手が、すごい形相ではなぽんに襲い掛かってくるのを、冷めた頭で、何でそんなに勝とうとするのかわからない・・・悪いことなのに・・・とつぶやいていました。そのくせ、練習で習ったあれもこれもできなければならない、見ている人たちに、うまくやっているところを見せなくてはいけない、というプレッシャーで、口の中がカラカラになり、呼吸がおかしくなるほど緊張していました。

    今現在もはなぽんはその競技を続けているのですが、実は、ACと言う言葉を知る前から、「はなぽんは何かおかしい」と気づくきっかけを、この競技から得ました。「どうしてはなぽんは戦えないんだろう?」という疑問です。

    今、はなぽんは、この競技を、勝ち負けや駆け引きや、昔否定していたものを全部ひっくるめて楽しんでいます。そして、この楽しさを、あの、学生時代の部活動で感じることができていたなら、どんなに良かっただろうと、とても悔やんでいるのです。そして、はなぽんからその楽しみを奪い取った両親に、改めて憤りを感じるのですが、それはそれほど強くありません。はなぽんを無視した同級生や先輩後輩達に対しても、もう怒りはありません。それどころか、当時のはなぽんでは、みんなから受け入れられなくても仕方がなかったとまで思うようになりました。それよりも、あの時、あの場所、あの仲間たちと、ACから抜け出しつつあるはなぽんが、もう一度やり直せたら、どんなにいいだろうと本当にもったいなかったなぁと悔やんでいるのです。

    もっともっと書きたいことがあったはずなのですが、なんとなくすっきりしてきましたので、この辺でやめます。これで、捨てられなかった当時の写真もすっきり捨てられるかな?はなぽんは、どれも、さえない表情やつらそうな雰囲気で写ってるので、何度か捨てようとしたのですが、今まで捨てられなかったのです。気持ちを全部たな卸しして、「暗黒の学生時代」を、早く「過去」にしたいのです。


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■6630 / inTopicNo.2)  自己レス〜案外傷は深くない?
□投稿者/ はなぽん -(2008/05/23(Fri) 21:55:28)
    スレを立てて、意外だったことがひとつあります。

    はなぽんは、この件に触れたら、また、泣き暮らす日々が始まるように思っていましたが、全然そんなことはなかった・・・きわめて平穏、きわめて普通・・・。

    なんでだろうと考えてみましたら、当時のはなぽんは、この件では、何度も怒りを爆発させ、怒ったり泣いたりしていたのでした。感情を、押さえつけていなかった。

    変な価値観に縛られながらも、精神年齢子供でも、それはそれなりに、必死に考えて必死にやっていたと言うことなのでしょうか。

    「あの時のはなぽんは、あれしかやりようがなかったのだ」という、妙にさばさばした感覚が、今のはなぽんにはあります。

    それから、「もったいなかった」と悔やむ気持ちは確かにあったし、「もう一度あのころに戻れたらもっと違う風にやれるのに」と、本当に思っていたのに、書き込んで数日経った今は、「あんな大変なこと、もう二度としたくない」なんて気持ちがあるんです。不思議だなぁ・・・

    あのころのことを思い出すと、恥ずかしくて恥ずかしくて、急に叫んじゃったりするのですが、そういうのも少しづつ減ってくるといいなぁ。


    以前、卒業論文と題して、長文を書き込みましたが、その後舞い戻ってきてしまいました。今、なんとなく、また、卒業の気配を感じています。少しづつ、なんとなく、来る回数が減ったり、増えたりしながら、フェードアウトしていけたらいいなぁ。

    結局、独り言みたいになってしまいました。読んでくれた方、ありがとう。



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