1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■5801 / inTopicNo.1)  「完治する」か治らないか好調保持について
  
□投稿者/ 真名 -(2007/04/09(Mon) 02:24:41)
    自分自身の経験から話します。


    私は境界性パーソナリティー障害と診断されましたが、てっきり完治するものだと思っていました。いつかは。

    それが、ある本を読んだところ、「完治するのは1割から2割」と書いてあったのです。

    衝撃でした。
    大変ショックでした。
    落ち込みました。

    本屋さんで立ち読みしたんですが、その本は買うのをやめ、別のボーダーラインの本を買いました。

    その本は詳しく、わかりやすく、決して読んだ患者本人を絶望させるようなことは書いてありません。


    思うのですが、たとえ完治しない病気でも、本人にそれを告げたりすることは、安易に行っていい行為だと思えません。

    デリケートです、心は。

    これはガン告知にも通じるような内容のことだと思うのですが。


    デイケアの担当の看護師さんに、上記のこと(完治するのは1割か2割と書いてあって、大変ショックを受けてしまった、ということ)を話したところ、私の気持ちに共感して、理解してくださいました。

    「それは、大変ショックだったでしょう」と。

    そして、「あなたは完治することが目標なの?それとも、完治はしなくても、普通に状態を維持して生活することなの?」と訊かれました。

    私は「状態を維持して暮らすことです」と答えました。

    そう考えたら、頭も心も楽になりました。


    医者をはじめ、医療従事者、家族には、希望を持たせてもらいたいものです。
    少なくとも、言われて絶望することは、言ってほしくないです。

    これは良心からくるものなのではないでしょうか?


    他の病気の人にも同様、治らない可能性の病気の人に対しても、「あなたの病気は治りませんよ」と言うことは、とても良心があるとは思えないのです。

    たとえ、医療従事者で、病人本人に「私の病気は治りますか?」と訊かれたとしても、「治る可能性は低いですが、お薬でいい状態を保持しましょう」とか、言い方があると思うんです。

    いい先生、医療従事者というのは、病気に対する知識だけではなく、患者さんの気持ちになって考え、言葉を発することができる人だと思うのです。同じ人間として。

    私は今、完治することを目標とせず、状態を少しでも整えていこう、と考えています。

    小さくても、自分の好きなことをして、楽しい人生を送ろうと。

    未来には何が待っているかわかりません。

    楽しい事だって待っているのですから、前向きに明るくいきましょう!!!

引用返信 削除キー/
■5827 / inTopicNo.2)  Re[1]: 「完治する」か治らないか好調保持について
□投稿者/ マフマルバフ改めモハメッド -(2007/04/10(Tue) 22:32:35)
    自分の意見をきちんとまとめて話してみるってことは大切なことだと思います。
    真名さんのご意見はきちんとわたしにも伝わっていますよ。

    たしかに生きていると楽しいこともありますよ。楽しいことを見つけていくことも必要だなって最近思いますよ。
    わたしは寒椿の折れた枝や桜の折れた枝を拾ってきて鉢植えに挿し木しました。
    桜は葉が伸びて美しい緑色をだしましたよ。
    寒椿はこれまで観察したことはなかったのですが赤い花が散った後に綿のようなものが出てきました。
    枝を挿し木するだけでまた新しい芽吹きをみられることにわたしは小さな感動を受けましたよ。

    余談ですが境界性パーソナリティ障害という病名を否定する見解のお医者さんもいますよ。精神医学という世界はまだ議論百出で統一されていないのではないかと私はおもっています。ウツにしたってその見解は医者によって異なりますよ。
    だから私はウツではないと診断されています。
    あっそうなのか、とね。でも自分が落ち込んだりしたときは医者に相談したりして自分なりに受け止めて対応していますよ。自分を信じてやってますよ。
引用返信 削除キー/
■5924 / inTopicNo.3)  Re[1]: 「完治する」か治らないか好調保持について
□投稿者/ ぺん -(2007/05/08(Tue) 02:41:04)
    2007/05/08(Tue) 03:13:13 編集(投稿者)

    No5801に返信(真名さんの記事)

    真名さん、はじめまして。ぺんと申します。

    1ヶ月も前に書き込みされた記事なので、今更お返事書くのもどうかな‥‥とは思ったのですが、
    私も今、(病気の種類は違うんですけれど)真名さんと同じような感じで自分の病気を見ていて、
    お気持ちにとても共感したので‥‥。すみません、失礼します。


    > 私は境界性パーソナリティー障害と診断されましたが、てっきり完治するものだと思っていました。いつかは。
    > それが、ある本を読んだところ、「完治するのは1割から2割」と書いてあったのです。

    私の場合は、先生から自分の正式な診断名を聞いたことはありませんが、
    幼児期の虐待による重度のPTSDが大元にあることは、先生と私の間での共通の見解であると思います。
    (これは自分で調べたことですが)私のは特に完治が困難なケースのようです。

    これは素人知識なんですが、
    PTSDは治療法や解離症状の仕組みなど、医療の現場でもまだ研究段階みたいなので、
    10年後には色々進歩しているかもしれないな‥‥と期待は持ちつつ、
    今すぐ「完治」を求めるのはちょっと現実的ではないな、と思っています。


    > たとえ完治しない病気でも、本人にそれを告げたりすることは、安易に行っていい行為だと思えません。
    > デリケートです、心は。
    > これはガン告知にも通じるような内容のことだと思うのですが。

    私も同じ意見です。
    そして実際に精神医療の場合、きちんとした良心的なお医者さんは、
    治療上必要だと判断した場合でなければ、患者さんに安易に診断名を告げたりしないものだと思います。

    私の主治医の先生もそうです。
    私は最初、鬱病になったためにクリニックの受診を始めたのですが、そのときに
    「あなたは今、鬱状態にある。だから自分の進退に関わることは今は決めてはいけない。」
    と言われたことが一度あるだけで、
    それ以降、先生が私の病名を口にしたことはありません。
    病気ではなく、私という人間の成長を診てくれているからだと思うのですが‥‥。


    > そして、「あなたは完治することが目標なの?それとも、完治はしなくても、普通に状態を維持して生活することなの?」と訊かれました。
    > 私は「状態を維持して暮らすことです」と答えました。
    > そう考えたら、頭も心も楽になりました。

    真名さんにそういう言葉をかけてくださる人がいて良かったな、
    そして、しっかりとそれに答えていらっしゃる真名さんは立派だな、と思いました。

    私も自分で調べていたときに
    「PTSDの完解の状態には2種類ある。一つは症状やトラウマそのものがなくなった状態(いわゆる完治)
    もう一つは症状が患者の日常生活の妨げにならなくなった状態」
    という意味合いの言葉を目にしたことがあって。
    あ、私が目指すべきは後者だな、と思いました。

    先生も、私がカウンセリング治療を受けて完治を目指そうかと相談した時、
    私にはそれはあまり勧められないといった内容のことをおっしゃっていました。
    「あなたにとって一番大切なことは、淡々とした生活を日々積み重ねていくことなのよ。」
    と言って下さいました。



    > いい先生、医療従事者というのは、病気に対する知識だけではなく、患者さんの気持ちになって考え、言葉を発することができる人だと思うのです。同じ人間として。
    >
    > 私は今、完治することを目標とせず、状態を少しでも整えていこう、と考えています。
    > 小さくても、自分の好きなことをして、楽しい人生を送ろうと。
    > 未来には何が待っているかわかりません。
    > 楽しい事だって待っているのですから、前向きに明るくいきましょう!!!

    ええ、その通りですね!(*^_^*)
    私も「自分は一体どうなりたいんだろう?」とたくさん悩んだときがあったんですが
    そのときの結論は「幸せになりたいんだ」でした。
    病気を治すこと自体を目的にしてどうするんだろうって。それは本末転倒だなって。

    人それぞれゴールは違う、それぞれに自分らしい楽しい人生が送れたら、それが一番最高ですよねv
引用返信 削除キー/



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