1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■4792 / inTopicNo.1)  NO TITLE
  
□投稿者/ もも -(2006/02/13(Mon) 22:34:51)
    相談があって、書き込みます。
    私は保育士です、先日、ちょっと保育園で気になることがありました。
    もし、これを読んで嫌な気持ちになるかたがいらしたら、本当にごめんなさい。

    夕方、あるお母さんが、子どもを迎えに来られました。
    その子(女の子)はお母さんが来ても、帰ろうとしません。
    もっと保育園にいたかったと泣きだしました。

    それを見たお母さんは「それなら、あたしはもう知らん」
    といって、保育園の門を出られました。
    でも、門の外に立っておられました。

    それは一度や二度のことではないようなのです。
    その子はお母さんが帰ってしまうとは思ってないようで、結構平気な顔して門を見てました。私は急いで門の外へその子を連れていきました。

    お母さんは「あんたなんかうちにいらん、保育園の子になりいや」
    といいました。「本当にむかつくんですよ」、「全く言うことを聞かない」とその子の前で言いました。私は、その子にそれらの言葉を聞かせたくなかったけれども、お母さんの言葉も聞きたかった。どうしたらいいのだろう?と思いました。
    お母さんは頭に血が上った状態で、心底腹が立っているという感じでした。

    私はひとしきりお母さんの話を聞いた後、どちらの味方にもつけずに、話を切り上げました。私が「さようなら、〜ちゃん」と最後に言うと、その子は何もいわなかった。すると、お母さんがその子の口をたたきました。
    私は「お母さん、やめてください、さようならっていえなくてもいいから」といいました。
    そうしてお母さんとその子とおにいちゃんは帰っていきました。
    その子にはお兄ちゃんもいて、お兄ちゃんは終始お母さんの顔色を伺い、そしていつも笑顔なのです。そのやりとりをお兄ちゃんは離れたとこから見てましたが、別にこれもたいした騒ぎではないといった感じで見てました。

    その子は、保育園の中でも比較的おとなしくて、少し行動が他の子よりゆっくりではあるけれど、対人関係もよく、笑顔で遊びます。
    でもお母さんと登園してくるときの表情はいつも半泣きです。
    そして、用意が遅い、ぐずと言われ、お母さんは行ってしまいます。

    その家庭はある小児科で、(身体的に傷があるとかではなく)虐待の恐れがあると通報されたことがありました。それは医師が通報したものではなく、待合室で親子のやりとりを見ていた人が通報し、それから児童相談所が介入するようになりました。
    しかし、最近、虐待ではないと、その介入も終わりました。
    保育園にも電話がかかり、親子の様子を聞かれ、問題ないようなことを言ったために、打ち切られているのです。

    でも、これってほうっておいていいものではないと思うのです。
    私が変にACに関して神経質なのでしょうか?
    しつけ、親の愛情表現の問題?そうでしょうか?
    でも「あんたなんかいらない」という言葉がどれだけ子どもを傷つけるか、考えると、ほおってはおけないのです。保育園側は、妙にACに対して認識が甘く、虐待とまではいえないのでは・・・というのです。

    大人は冗談のつもりでも、考える力の幼い子どもは冗談なんて分かりません。
    長い書き込みでごめんなさい。
    何か思うことをなんでもいいのでレスしてください。





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■4794 / inTopicNo.2)  Re[1]: NO TITLE
□投稿者/ ひよこ -(2006/02/14(Tue) 00:10:35)
    ももさん、こんばんは。
    難しい問題ですね。ももさんがそのように見守ってくれているだけでもその子はきっと安心感を得ていると思いますよ。

    家庭に介入することはとても難しいですよね。特に日本はそういうことが遅れていますね。ももさんがその子にしてあげられるのは、笑顔で接して、信頼して見守ってあげることが一番なのではないかと思います。

    お母さんに問題があるようなので、お母さん自身も色々不満やら何やらあるのでしょうね。彼女も被虐待児だったのかもしれませんね。お母さんに接する時は、お母さん自身の味方になり、不安や困りごとを何気なく聞き出し、ある程度の信頼関係を作ってから医療機関、カウンセリングを何気なくすすめてみるのがいいかもしれません。「今そういうことは普通のことなんですよ、子育てって気疲れしますよね(笑)」とか言って。

    状況も深く分からず、書いてしまいましたが、親のストレスは子どもを危機的な状況に陥れます。まず、親が安心感を得られないと、子どもにアタる頻度は増えると思います。

    子どもを救おうと思って躍起になって、ももさんが体調を崩さないように気をつけてくださいね。素敵な保育士さんですね!応援します。
引用返信 削除キー/
■4795 / inTopicNo.3)  NO TITLE
□投稿者/ もも -(2006/02/14(Tue) 22:51:03)
    ひよこさん、本当にありがとうございます。
    その子はまだ、3歳なのです。今、対処の方法がよければ、まだ間に合うように思うのです。
    「自分なんていらない」って、そういう自己否定感がこれ以上育って欲しくないと思うのです。
    その子は保育中も気持ちが不安定で、わけもなく急に泣き出してしまうこともあるので、本当に気にはなっています。

    私はスクールカウンセラーのように、保護者のかた対象に保育園に気軽に入れる相談室みたいなのがあったらいいなと思っています。保育士が相談にのってもいいのですが、それでは保護者の本当の要望がきけないかもしれないので、きちんとしたカウンセラーが週に何時間か・・というような形で。
    保育士も、お母さんの立ち話にずっと付き合ってあげる時間がないことが多くて。

    できることをできるだけ、やっていくしかないのですね。
    これ以上、傷つく子どもを増やしたくない、と思っています。



引用返信 削除キー/
■4797 / inTopicNo.4)  (削除)
□投稿者/ -(2006/02/15(Wed) 05:34:43)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信 削除キー/
■4798 / inTopicNo.5)  Re[3]: NO TITLE
□投稿者/ ひよこ -(2006/02/15(Wed) 08:27:51)
    ももさんのような保育士さんがいることで「幼稚園児だったころの私」=インナーチャイルドの心が癒されております。ありがとうございます。
    私が通っていた幼稚園の保母さんは鬼婆のような人で、私の母親もかわいそうな鬼婆みたいな人で、子どもの私は周囲には訳のわからない出来事で泣いておりました。「かあさん」という言葉が入っている歌を皆で歌うだけで大泣きしておりました。

    先生や保育士さんが優しく接してくれるだけでその子は幾分か楽になると思います。家にいるより保育園のほうがその子にとって安らぐのでしょう。母親は保育園に行きたがる子どもに嫉妬しているのかもしれません。「自分より保育園をとるのか?」と怒りがたまっているのかもしれません。

    普通なら、保育園にニコニコ通ってくれるなら、親離れが簡単でよかった〜と思うはずですが、そのお母さんは子離れできていないように思います。ここまで詮索するのは自分はなんて嫌らしいのだろうと思うのですが、お母さんは子どもにすがっていて、他に頼りにできる大人(旦那さんや自分の母親など)がいないのではないでしょうか。

    スクールカウンセラーならぬ、育児カウンセラーをおいている保育園もありますよ。私の友人が保母をしている保育園です。園長先生がその資格をもっているらしく、相談にのっているという話です。ももさんも興味おありでしたら、もっと友人に詳しく聞いてみますよ。
引用返信 削除キー/
■4799 / inTopicNo.6)  Re[1]: ももさんへ
□投稿者/ 名波 -(2006/02/15(Wed) 11:20:37)
    2006/02/15(Wed) 11:27:39 編集(投稿者)
    2006/02/15(Wed) 11:27:23 編集(投稿者)

    ももさん、こんにちは。胸が痛くなりました。
    なんで母親にそんな言葉かけられなければいけないのでしょう。
     幼い子であっても、大人が思う以上に状況を感じとってしまう事、最近強く感じます。
     敏感な子は「自分が悪い。自分がいてはならない。」と感じてしまうから、ももさんも心配されているんじゃないでしょうか?
    その子にとって、少なくとも保育園が居場所になっている事は、救いだと思いますよ。
     ももさんが気にかけてくれている事は救いだと思います。 また、家庭内に介入してくれるよう公的な場が間に入ってくれるのは必要と思います。その子がどんな生活をしているのか第3者が必要ですね。
     反面、ももさんが頑張ってしまい過ぎないか心配になりました。
     ももさん自身も、大切な存在ですよ?自分自身も大事にしてあげて下さいね。
引用返信 削除キー/
■4808 / inTopicNo.7)  Re[4]: NO TITLE
□投稿者/ もも -(2006/02/15(Wed) 20:56:32)
    No4798に返信(ひよこさんの記事)
    レス、ありがとうございます。
    お母さんを癒してあげないと、根本は変わらないと思っています。
    ただ、自分の力ではそれをどうやったらいいものか?と思ってしまいます。

    私自身がもっと踏み込んで、近寄っていけたらいいのですが、
    私にその力が弱く勇気がもてないでいます。

    今日はその子に「うちの子になる?」と聞いてみました。「嫌!」と一言。(笑)
    お母さんがいいんだね?と聞くと「うん」と言いました。
    私は嘘かどうか分からないけど「お母さんも〜ちゃんのこと大好きなんだよ」といいました。それがよかったかどうか分かりません。
    でも、笑顔でした。

    ちょっとずつでも、近寄り、お母さんがもっと楽に生きられたらいいなと思います。

引用返信 削除キー/
■4809 / inTopicNo.8)  Re[2]: NO TITLE
□投稿者/ もも -(2006/02/15(Wed) 21:06:37)
    No4797に返信(スケッチぶっくさんの記事)
    レス、ありがとうございました。
    私もこのお母さんを悪者とは思ってません。お母さんも、こうやって育てられたのかもしれないと思うからです。家族、親のロールモデルなんて、誰も、たくさんあるわけではないですもんね。

    それと関係ないかもしれないのですが、私も5年ほど前に摂食障害になり、病院に通いました。
    知らなかった、自分の家族に自分がうらみをいだいていたなんて。
    本当はずっと母に謝ってほしかったんです。
    スケッチぶっくさんの書き込みは、なんだか痛くて、でも嬉しかったです。

    私は病気から依存的に結婚し、強引に家族からはなれました。
    結婚して5年になるけれど、自分は子どもを作ろうとはしていません。
    家庭なんか欲しくないって思っているところがあります。
    なのに、保育士なのです。

    ジレンマを感じながら、仕事をしていて、
    時にこうやって当事者意識みたいなのが働いてしまいます。
    話がちょっとそれたのですが、聞いてもらってありがとうございました。




引用返信 削除キー/
■4810 / inTopicNo.9)  Re[2]: ももさんへ
□投稿者/ もも -(2006/02/15(Wed) 21:15:48)
    ■ 2006/02/15(Wed) 11:27:39 編集(投稿者)
    役所というところは、けがでもしないと動かないというところがあります。
    でも、それって全然違う。
    精神的な虐待って、大人になって、(あるいはその前に)本当に自己肯定感がもてなくなると思うのです。
    これを回復させるのこそ、みんなどうやったらいいか分からなくて悩む。
    自分の命を軽く扱う。
    価値のないものだと思いこむ。

    「あんたなんか、うちにいらん」って、一言、言ってしまうのは一瞬、でもその傷を癒すのにはどれだけ時間がかかるでしょうか。
    今できることを精一杯やっていきます!!

    それと頑張りすぎてないんです。神経質になっているだけで、
    なかなかこのお母さんと関係がつくれないのです。
    ちょっとずつ、頑張りますね!
引用返信 削除キー/
■4816 / inTopicNo.10)  Re[3]:
□投稿者/ 名波 -(2006/02/17(Fri) 22:30:55)
     ももさんへ。
    ももさんや皆さんのレス、読みました。そうですね。
    お母さんもそうやって育てられてきたのかもしれませんね。 最近、グループミーティングの先生に勧められて、「魂の殺人」を読みました。幼い頃の親からの虐待から意志を奪われ、親への怒りを感じないまま大人になると、自分の身体に影響を出したり、親からされた仕打ちを自分や他者へ向けてしまうのだと。
     今、心身症をきっかけに、グループミーティングに通っています。対人恐怖が学生時代にひどく出た事があり、今も多少ありますが、仕事したり、生活への支障は減っています。 そんな私ですが、介護士をしています。困ったものですね。自分に似た思考のお年寄りがいると、気になって、自分に言い聞かせるようにして話しています。やっぱり、笑って欲しいですものね。
    対人恐怖の相談に行ったら、ミーティングの先生に「貴女ACよ。まだ、気づかない?」と言われました。
    ACを調べましたが、今までの自分の漠然と生きづらいと思っていた事が活字で書かれていました。 しかし、私には、暴力やアルコールとの接点が有りません。だから、皆さん程の広い視野や優しさ思いやりが欠けているのかもしれません。先生のカウンセリングに行き、「違うと思う」と言いました。
    カウンセリングを続けるうち、「その前は?」「最初の出来事は?」と遡るうち、2歳9ヶ月位の自分にまで遡ってしまいました。
    私の父親について唯一覚えている1場面。ちょっとした事です。でも、対人恐怖はここから、もう始まっていたようです。
     今頃になり、両親が離婚する前の家庭と父親について調べるようになりました。2歳3ヶ月まで暮らした家庭。自分の様子。幼なかった私が母親へ言った一言。
    父親は男の子が欲しかったようで、母の日記を読むうち、やっぱり、私へは愛情が無かったんだと再確認してしまいました。嫁いびりと思っていた姑の母への様子も、暴力のないいじめのようでした。
    子供のお祝いは父親や姑からはなく、父親は姑へだけ誕生日のケーキを買って来る。
    子供を連れて出掛けたいというのはなく、姑を連れて出掛けたいからと出掛ける。
    姑の嘘を父親が聞き、母親を怒る。いつもその繰り返しで口論。家事をしながら泣く母。おびえていたという私。 母の実家に帰ってしばらくたち、3歳の私。「お父さんはお母さんを怒るからきらい」「(私の名前)には、食べ物買って来てくれない」 思えば、私が生まれるのを知っていて、母の帝王切開の日。病院から帰った人ではないか。 幼稚園生でも、少しは分かっていました。皆にはお父さんがいて、家にはいないのも不思議ではありませんでした。
     お父さんの絵を書いてと言われても、私が何を書くべきか知っていました。最近、同じ歳位に、
    両親が離婚している友達と話したのですが、幼稚園生でも、ある程度感じ取る力、やっぱりあるんですよね。あえて、親へは聞かない事を自分で決めていたりしました。私や友達は「父親」についてでした。
    ももさんのような先生がその頃もいたらなと思います。
     ももさんのような先生、素敵ですね。
引用返信 削除キー/
■4819 / inTopicNo.11)  Re[4]:
□投稿者/ もも -(2006/02/20(Mon) 00:11:41)
    レス、ありがとうございました。
    ご自分のことを話していただいて、ありがとうございます。
    つらい体験を無意識のうちにたくさんされたのですね。
    子どものくせに、子どもじゃない働きや気の使い方を家や、幼稚園でする。
    こういう姿をたまに見かけると心が痛みます。

    私は私自身のことで、不発の爆弾を抱えているような部分があり、
    ついついこういう子ども、家庭を見ると、被害者意識と、当事者意識が強くでてしまいます。

    どんな家庭でも、たとえ家庭がなくても、
    みんな幸せになる権利がある。
    信じること、私は苦手なのですが、
    そう信じるようにしています。
引用返信 削除キー/



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