1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■155 / inTopicNo.1)  人との関係で。(フラバ注意)
  
□投稿者/ りりー [MAIL] -(2004/03/01(Mon) 23:17:51)
    (これを読まれたらイヤな気持ちになる方も大勢いらっしゃるかもしれません。)

    一人だと心の整理もできてきたかな、と思うのですが、
    継続した人間関係の中だと、穏やかな気持ちが乱れてしまう。

    ご主人と別居して自立するために
    実家から金銭的にも精神的にも援助を受けている同僚がいる。
    そんな彼女を回りの人はかわいそうだの、苦労してるだの好意的。
    周りの人とは彼女のように暖かな家庭で育った人達。
    人を傷つけることはしない人達なのに、
    一緒にいても安らげることがない。

    私には「あなたは強いから。」という多数の声。
    どうしてだろう、私には彼らの持つ強さが欠けていると思うのに。

    不公平すぎる。スタートラインが違うのに
    社会の見る目は生きてきた時間で天秤にかけていると思う。
    逆境を乗り越える強さを周りの人は持っている。
    人の評価は気にする必要はないとわかっても
    関わるのが苦痛で、溶け込めなくて孤立してしまう。

    彼ら達のような環境で育つことができたら…という思いが胸に沸いてきて
    涙が止まらなかった。
    それはいくら切望してもありえないとわかっているのに。
    やり直しは今からできると思えていたのに、
    振り出しに戻ったみたい。心が痛い。心の中を知るのが怖い。


引用返信 削除キー/
■156 / inTopicNo.2)  Re[1]: 人との関係で。(フラバ注意)
□投稿者/ はにゃ〜ん -(2004/03/02(Tue) 02:51:35)
    >彼ら達のような環境で育つことができたら…という思いが胸に沸いてきて
    >涙が止まらなかった。

    ん〜。逆に"暖かな家庭で育った人達"に囲まれているからこそ、自分の今いる
    ポジションというのが見えてくると思うんです。

    りりーさんの心の中まで知らない人達から、「あなたは強いから。」という声を
    掛けられるのも、りりーさんが第三者に対して心の壁を作ってしまい、自分の
    辛い過去や、弱い自分を垣間見る事に蓋をしていたと思うんですよね。

    でも、再びその蓋を開けて辛い過去・弱い自分に目を向けられたのも、"暖かな家庭で育った"
    と思われる人達から自分には欠けている箇所を指摘されたからでしょ?

    自分の経験からしか言えないですけど、りりーさんのその状態は振り出しに
    戻ったんじゃなくて前進してるんだと思いますよ。

    人の強さって自分の"罪や恥"を認めて、表に吐き出していかないと得られないものだと
    思うんですよね。
    りりーさんにどんな過去があったかはもちろん分かりませんけど、前につまずきながらでも、
    少しずつ前進させてくれる人達に囲まれているのは、とても幸運な話だと思いますけどね。。

    そういう環境すら未だに得られず自分の壁を作り続けたままで、その辛い過去から目を背けてしまう
    人達って、すごい多いと思うんです。
    自分の祖父もACだったんですけど、死ぬ数週間前になってようやっと殻を破って自分の
    弱さを認めた人だったんですよね。(それまで凄い意固地で祖母を罵っていた人なんです)

    人それぞれ辛い過去は持っていても、そういう過去から抜け出せない人、その術を得られない人が
    居るというのを考えると、りりーさんはどうですか?
    他人と比べてもりりーさんが癒されるわけじゃないですけどね、、。
    ただ、"振り出しに戻ったみたい。心が痛い。心の中を知るのが怖い。"、こう吐き出せる自分で
    居られる限り、違う明日が待ってると思いますよ。

    >逆境を乗り越える強さを周りの人は持っている。

    案外そうでもなかったり、、。

引用返信 削除キー/
■157 / inTopicNo.3)  Re[2]: 人との関係で。(フラバ注意)
□投稿者/ りりー [MAIL] -(2004/03/02(Tue) 13:35:43)
    No156に返信(はにゃ〜んさんの記事)

    レスありがとうございます。

    > 他人と比べてもりりーさんが癒されるわけじゃないですけどね、、。

    そうですね、人を引き合いに出されても、傷つくだけですね。

    家族に辛い気持ちを話しても、
    「お前より不幸な人はたくさんいるんだから、幸せだと思いなさい。」
    と言われ、気持ちを押し込めて生きてきた結果が今に繋がっているようです。
    また、その反動で「私が幸せそうな人だな」と感じる人は
    自分の要求が素直に出せて、夢を実現していく人達です。

    そうなりたいのになれない自分を責めているところがあったのかなぁ。
    人と比べることは、自分の気持ちを見えなくする効果があると思っていたのに
    家族に言われたこととは反対のやり方で、人と比べるようなことを
    していたんですね。

    理屈では解っているんですよ。それが簡単にできていれば、
    ACを自覚する必要もないし、書きこみさせていただく必要もないと思うのですが。

    > ただ、"振り出しに戻ったみたい。心が痛い。心の中を知るのが怖い。"、こう吐き出せる自分で
    > 居られる限り、違う明日が待ってると思いますよ。

    少し安心しました。そうであれば良いと思います。
    はにゃ〜んさんも辛い思いをされながら、回復されたのでしょう。

    また、後退でなく回復と言って下さったのも安心しました。
    以前はこうしたことさえ出来なかったので、少しはそうなんだろうなと思えました。
    ありがとうございました。

引用返信 削除キー/
■160 / inTopicNo.4)  Re[3]: 人との関係で。(フラバ注意)
□投稿者/ はにゃ〜ん -(2004/03/03(Wed) 16:41:42)
    >そうですね、人を引き合いに出されても、傷つくだけですね。

    あぁ、スミマセン。そこは自分の意見の中に、りりーさんの立場と他人とを比較するかのような
    文面があったので、そこを訂正する意味での、"他人と比べても"って発言でした(^^
    要は、人と比較する行為は、りりーさんに返答してる自分がする事では無いと言う意味です。

    りりーさんの発言にあるような論旨で、人と比較するような事。自分もたくさんやってきましたよ。
    どうしても比べたいんですよね。ほとんど日課のように比べてました(w

    勉強できる人が自殺したり、公務員でも不幸な人がいたり、仕事できる人が元不良だったり、
    学歴が低くても自分を持っていたり、色んな人たちの人生と、自分とを比較してきました。
    そういうのってやっぱり、ACの最終的な回復状態である"主体性と自尊心の獲得"を持つ上で、
    とても重要なことだと思います。
    他人の意見じゃなく、自分の意見としてどう感じるか、その訓練を自然としていたんだと思います。

    "主体性と自尊心の獲得"に重要な反抗期は家族以外の社会と接して、色んな価値観や経験を
    積む事で迎えられる期間ですよね?(自分は反抗期が"全く"ありませんでした)
    そうする事で、家族という狭い社会に影響されない、広い社会に適用できる"自分"というモノを
    持てるようになるんで、りりーさんが職場で感じる色んな想いは、子供が反抗期を迎えられるのと同じ、
    とても重要な心の揺らぎなんだと思います。

    だから、自分が言いたいのは、ACにとって人と比較できる環境に居るという事は、結果的に
    自分の糧となる、とても素晴らしい事だと言いたかったんです。

    >はにゃ〜んさんも辛い思いをされながら、回復されたのでしょう。

    うぅ、そうでも無かったり、、。りりーさんの文面にあるような、自分の心の中を表現する事が未だに
    上手く出来なかったり、、。未消化の部分が、まだまだたくさんあるんです。

    未だに心の中を表現する事に照れがあるんで、少しずつと言った感じです。

引用返信 削除キー/
■163 / inTopicNo.5)  Re[4]: 人との関係で。(フラバ注意)
□投稿者/ りりー [MAIL] -(2004/03/04(Thu) 00:32:14)
    No160に返信(はにゃ〜んさんの記事)

    はにゃ〜んさん、こんばんは。

    > あぁ、スミマセン。そこは自分の意見の中に、りりーさんの立場と他人とを比較するかのような
    > 文面があったので、そこを訂正する意味での、"他人と比べても"って発言でした(^^
    > 要は、人と比較する行為は、りりーさんに返答してる自分がする事では無いと言う意味です。

    説明下さって、良くわかりました。ありがとうございます。
    上手く言えないですけど、
    今まで避けてきた部分(人に言われてドキッとするような言葉や話)に
    焦点を当てて自分の心を見つける作業を進めていたので、過敏に反応してしまったようです。また、部分的に、はにゃ〜んさんの心情が取らえきれず、私の気持ちを分析されたような気持ちになってしまい、断定的な事を書いてしまいました。すみませんでした。
    それなのに、ちゃんとレスを書いてくださって嬉しかったです。

    > 勉強できる人が自殺したり、公務員でも不幸な人がいたり、仕事できる人が元不良だったり、
    > 学歴が低くても自分を持っていたり、色んな人たちの人生と、自分とを比較してきました。
    > そういうのってやっぱり、ACの最終的な回復状態である"主体性と自尊心の獲得"を持つ上で、
    > とても重要なことだと思います。
    > 他人の意見じゃなく、自分の意見としてどう感じるか、その訓練を自然としていたんだと思います。

    なるほど、そういう考え方もあるんですね。
    私の気持ちを凝視するあまり、他人の意見は耳に入らなかったところがありました。
    こちらでは、回復度合いは人によって違うのだな。と安心していられるのですが、
    職場では自らパワーゲームを引き起こしていた気がします。
    認識して「自分はどう感じるかの練習」と思えば、沸いて出た感情を抑えることなく
    自分と向き合える場になるのかな、と感じました。

    > "主体性と自尊心の獲得"に重要な反抗期は家族以外の社会と接して、色んな価値観や経験を
    > 積む事で迎えられる期間ですよね?(自分は反抗期が"全く"ありませんでした)
    > そうする事で、家族という狭い社会に影響されない、広い社会に適用できる"自分"というモノを
    > 持てるようになるんで、りりーさんが職場で感じる色んな想いは、子供が反抗期を迎えられるのと同じ、
    > とても重要な心の揺らぎなんだと思います。

    重要な心の揺らぎ…私も反抗期は全くありませんでした。一次反抗期の頃は記憶がないのですが、
    もしかすると、「イヤだ」と言う事を許してもらえない環境だったのかな?と推測しています。
    ところが最近、不良と呼ばれる人は、私のような感情を持て余しているのでは?とふと思いました…f^_^;

    > だから、自分が言いたいのは、ACにとって人と比較できる環境に居るという事は、結果的に
    > 自分の糧となる、とても素晴らしい事だと言いたかったんです。

    ここ(職場)は私には相応しくない場所だ…と落ち込んでいましたので、
    元気づけられました。


    > >はにゃ〜んさんも辛い思いをされながら、回復されたのでしょう。
    > うぅ、そうでも無かったり、、。

    すみません、また勘違いをしていました…。傷つけてしまったらごめんなさい。

    > 未だに心の中を表現する事に照れがあるんで、少しずつと言った感じです。

    確かに照れってありますね。機会があれば、少しずつでも、はにゃ〜んさんの経験談も交えてお話できたら、と思いました。

    長々とすみません。ありがとうございました。


引用返信 削除キー/



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