(FB注意) 小さい頃自分の周りで起こる喧騒、争いに対して自分はどういう見方をしてきたのだろう?争いがおこってもその説明や責任の所在が明らかにされことはなく,いつもその不快感だけが,取り残された。自分が悪いと思うことで,自我の安定を保ったのかもしれない。自分のせいで母と兄が争そうんだ。自分のせいで父が家に帰ってこないんだ。自分のせいで叔父が家にくるのだ。全部自分のせいだ。兄が反抗するのも自分のせいだ。なんとなくそう思ってきた。当時の私には,争いに関して問いただしたりするにはあまりにも無力だった。いや,そうしたこともあったのだろうが,一蹴されるか,あんたには関係ないの一言で終わったのだろう。でも自分の家で起こっていることである以上、少なくとも気にしないわけにはいかない。
そう。怒りがいつ爆発するのか,いつもビクビクしながら暮らした。争いが起きているときは寝た振りをしていた。入っていけば巻き込まれる。母に対しては,育ての親として機嫌を損ねないように,兄に対しては,暴力が恐いから刺激しないように。この頃から感情の境界はぐちゃぐちゃだった。
何かが起きても,その説明がないと今でも不安になる。一番下から家族を見ていたから。怒っているんだろう、自分のせいなんだろうと。そして事実はそれと違っても,自分のせいなんだという罪悪感と思い込みは消せない。そうすることでしか生存できなかった。刷り込み
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